2022年12月22日木曜日

キタサンモデル21 近況報告@ 山野ステーブル 2022.12.22

◆事務局から

キタサンモデル21の育成状況の確認をするため、
12/19・21日に山野ステーブルをお邪魔してきました。
あいにく、寒波の影響で、極寒かつ残雪と地面の氷結で、馬にも人にも大変な環境下でした。

キタサンモデル21の前回訪問時の調教はロンギ場での周回による乗り慣らしが主でしたが、今回は順調に進んでいて、前回の訪問時から3週間が経過しただけでしたが馬場に出ての乗り運動を行っていました。

12/19日は、WMを行い、次に700m屋根付き馬場でダグ1周後、キャンターを縦列で3周を行っていました。速度は大体22秒くらいのところでした。そこから坂路に移動して縦列で23秒程度のところを1本駆け上がってました。
最後にゲートに慣らすため、扉のないゲートを通すことと、立ち止まることを僚馬と共に行っていました。

12/21日は、WMから700m馬場でキャンターを併せで3周、21秒程度を乗り込み、
坂路を併せで21から22秒のところを駆け上がっていました。
最後に扉のないゲートを通すことと、立ち止まることを僚馬と共に行っていました。

キタサンモデル21は、前回訪問時は馬添えが良くなく、走り方もまだ理解出来ていませんでしたが、その点は解消されていて、リードホースの役割を担っていた僚馬より、人が近くにいても物見をして慌てることもなく、しっかり集中して走っていました。

そのため、頭を上げた走りはしないし、横に跳ぶ様な仕草もしませんでした。

この仔は、教えた分しっかり理解して納得するのに時間のかからない頭の良さがあるのだと思います。

また、併せで走ると先に行こうとする気の強さを持ち合わせています。
この性格から、今後も訓練に付いていければ、先行グループに追いつくのに時間はかからないと山野代表も話していました。

山野代表は、育成に対するポリシーとして、育成公社の屋根付き馬場や屋根付き坂路では、道幅やコース形態から、ピッチを上げた育成は怪我のリスクの方が大きく、窮屈なフォームを覚えてしまうと考えているため、冬が過ぎて、屋外馬場や屋外坂路を使えるようになるまでは、17-18秒程度の走りを丹念に繰り返し行い、全身を使ったフォームを見に付けさせることに重点を置いて進めて行きたいと話していました。

また、スピードは持って生まれた能力であり、それを引き出すためには心肺機能を鍛えることが重要であり、そのための準備として基礎体力と全身を使ったフォームを見に付けさせることを繰り返し行っている。
と話していました。

また、「馬の集団との接触や人との接触に関して、馬の様子を見ながらこなしていけると判断しながら育成公社の馬達と一緒に調教を進めて行きたいと考えています。」
とのことでした。

キタサンモデル21の訓練は徐々に度合いを高めていますので、体重は439㎏とほっそり写りましたが、一旦細くなってから筋肉が付き体重が増えてきますので、気にはしてしていないです。また、食欲は旺盛な仔で、残したことはありませんとのことでした。

11/30現在:測尺
体重:439㎏ 体高:156㎝ 胸囲:176.5㎝ 管囲:19.2㎝


◆これから調教!







◆700m屋根付き馬場へ














◆坂路










◆ゲート












◆調教後のキタサンモデル21
















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